ブレイブ ストーリー コレクターズBOX (初回限定生産)出演:亀山千広
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 2006-11-23
???11歳の平凡な少年ワタル(声・松たか子)は、ある日クールな転校生ミツル(声・ウエンツ瑛士)が不思議な扉を開けて中に入っていくのを目撃する。扉の向こう=幻界(ヴィジョン)へ行けば、一つだけ願いが叶うのだとミツルはいう。そんな折、ワタルの父が失踪し、母は心労で倒れてしまった。家族を再生させるべく、ワタルはその扉を開けるのだが…。
???宮部みゆきの同名小説を原作にしたファンタジー・アニメーション大作。デジタル映像センスに定評のあるGONZOが制作を担い、さすがの画のクオリティを保ちながらファンタジー世界を巧みに構築しており、千明孝一監督の演出も手堅く好感は持てるが、今ひとつ映画ならではの飛躍感がほしかったというのが実感である。声優初挑戦の松たか子はなかなかの熱演であった。(増當竜也)
世界は犠牲で成り立っている 2006-10-07
原作はもっと血なまぐさく、暴力的で政治的だ。
しかし子供向きに改変したアニメ版もテーマは同じ「人柱」だ。宮部さんの小説のテーマは常に最後はそこに行きつく。
原作では具体的に登場させた人柱(ロンメルは魅力的な人物だったが!)をアニメでは主人公の最後の決断に象徴させるという風に改変はしているものの、個人の崇高な犠牲の上に世界の平和は成立するというテーマは両者とも同じだ。そして人間は悪と善の間で迷い、自己の幸福と世界の調和の間で苦悩する。ゆえに人間は輝かしくもあり愚かしくもあるという事を直視する姿勢もまったく変わらない。
そういう意味ではこれは原作に忠実な映画化であるといってよい。私は原作ファンだが、この映画版も凄く気にいっている。
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